Landsが運営するメーリングリスト『Paddle fun』のお客さまが2000.5.13豊川でブローチング事故を体験されました。幸い大事には至りませんでしたが、同様の事故はどこでも、誰の身の上にも起こる可能性を秘めています。メールのやりとりを元に、貴重な体験を今後のみなさんのパドル・ライフに活かしていただきたいと思い紹介させていただきます。
<やまさんより>
寒狭出撃して、ブローチングを経験し
スカウティングの重要さを認識したやまさんです。(^_^; アハハ…
と言ってますが、一歩間違えば死ぬところでした。(@_@)

水位によって川は激変する!!
身をもって経験しました。ブローチングした場所と、状況についてはランズの稲石さんにもお話しておきましたので、
寒狭に行く時は話しを聞いてから出かけられるとよいかも・・・。
特に水位−24cmくらいの時は気をつけましょう!!
<稲石記す>
◆◆◇◇◇◆◆ 事故の場所と状況 ◆◆◇◇◇◆◆
               
「豊川マップ」の【3】の場所で詳細図を参考にして下さい。

この場所は依然私も「川下り講習」の最中に、メンバーの1人が全く同じようなブローチングをしてしまった経験のある場所です。

旧国道151の橋をくぐり、しばらく進むと左岸よりに流れが変わり、全体に浅くなる。本流がさらに右岸方向に流れを変え、最後は右岸よりに集中して、落ち込むという場所です。

水量が少なくなると隠れ岩が頭を出し、【A】の岩に当たった流れが【B】の岩に向かって方向を変え、素速く方向修正しないと、【B】に横向きに張り付くという場所です。

石田観測所の水位が『-20Cm』以下の状態で、岩が頭を出している場合、(と言っても途中で船から下りることは不可能ですから、上流で降りスカウティングが必要になりますが)初心者の方はポーテージした方が安全でしょう。

















(Photo nabeさん提供)

(注)石田観測所
建設省中部地建の水位観測所で、新城市「新城橋下流」にあり、リアルタイムで水位の情報を提供している。
テレホンサービス Phone:05362-2-2280
または
http://wdb-kk.river.or.jp/zenkoku/
の中部地方「豊川・石田観測所」で過去に遡って水位の変化を知ることが出来ます。


【ブローチングとは】
水面ぎりぎりにある岩は直前まで発見しにくく、回避が遅れがちになる。直前で回避行動を取った場合、艇が横向きに岩に当たり、岩を避けようと上流側に体重移動させると、上流側に沈しそのまま岩に押しつけられることがある。さらに岩を中心にして左右のバランスが均衡してしまうと、岩に張り付いてしまう(ラップとかブローチングと呼ぶ)。強大な水圧により艇が押しつぶされ、クローズドデッキのカヤックでは足を挟まれて脱出できない恐れがあり、上体が水面下で呼吸が出来ない状態では一刻を争う事態に発展する。


【ピニング】
ホールに突っ込んだカヤックのバウが、川底の岩や岩の割れ目に突き刺さると、突き刺さった逆の方向に戻さない限りそこから抜け出せなくなる(バーチカルピンまたはピニングという)。ピニングしたカヤックの乗員は、背中からの水圧に押され容易に脱出する事が出来ない上に、水をかぶり呼吸も困難になる。最悪の場合水圧で艇が折れ曲がり、下半身を圧迫しさらに脱出を難しくする。ピニングはカヤックだけでなく、脱艇して漂流している人間がホールに足から落ちて、足が川底の岩に挟まり動けなくなることもある。


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